お見舞金のマナー
入院している知人にお見舞金を包む場合、お金を間違っている袋に入れては失礼となってしまいます。
実はのし袋にお金を入れて渡すのはマナー違反とされています。
では、なぜ「のし袋」ではだめなのでしょうか。
のしをよーく見ると茶色い細長いものが紅白の紙に包まれているのがわかります。
これは、「のしあわび」の代用なのです。
日本では古くから高級贈答品として長く伸ばして乾燥させたあわび、「のしあわび」をお祝いのときに贈っていたのです。
のし、とは伸ばしたという意味です。これには「長く」「永遠」という意味が込められています。
従ってお見舞いの時には、病気を長引かせる意味と取られるので、のし袋は不向きとされています。